Cheersが独断と偏見で選んだ、プレシャスなメンズを毎回インタビューしてご紹介させていただきます。略して『プレメン』コーナー
九州の女性と話したり飲んだりしていると安心できる気がします。
今回は、西南学院大学(福岡市)の国際文化学部教授で文化人類学が専門の
片山隆裕さん(51歳)にインタビューをお願いしました。
片山先生は大学で文化基礎論、比較社会文化論、演習などを担当されており、
主に東南アジア研究が専門で、行政機関などの各種委員会でアドバイザーを務めたり、
講演会などでも活躍されています。
片山先生は「幸せ」の原点を「家族の絆」「家庭の安定」「心身の健康」などに
置かれており、今回のインタビューを通して、とても家族を大切にされているこ
とが伝わってきました。
現在、佐賀県の基山町に奥様(高校教師)、長女(大学院生)、次女(大学3年生)、三女(中学3年生)と暮らしており、毎日大学までJRと地下鉄で通勤されています。
いわゆる職住分離というスタイルを楽しんでおられます。

| 先生の専門である「文化人類学」を分かりやすく説明していただけますか? | ||
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文化人類学は19世紀の終わりに帝国主義を掲げる欧米諸国がアジアやアフリカなどを植民地支配する時期に始まったもので、自分達と生活習慣や宗教観などが異なる地域の人々への支配をやっていくためには必要な考え方でした。 現在では、偏見を持たない異文化理解という観点で他民族の文化を研究し、知り、比較することで自文化を見直したり、人間とは何かを文化を通じて考えるということなどが目的になっています。 そういう意味では、世界各国の色々な文化を持つ民族や地域が全て研究対象ということになります。 |
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| そういう中にあって現在は東南アジアを主に研究されているようですが・・・? | ||
| 以前は十数年近く韓国を研究していたのですが、あるキッカケで日本学術振興会のプロジェクトでタイに2ヶ月ほど行くことがあり、その時出会った人と食べ物と暮しがとても気に入ったのと、タイをはじめとした東南アジア諸国の仏教国特有の文化(慈悲・慈愛など)に魅かれたのだと思います。 | ||
| そもそも文化人類学を専攻されるようになったキッカケは何ですか? | ||
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大学では教育学部で教育心理学が専門だったのですが、大学3年の時にたまたま必修の授業の合間に文化人類学の講義に出席したところ、目から鱗状態で、気がつくと心理学の研究室から文化人類学の研究室に移っていました。今考えると、少し無茶なことだったように思います(笑)。 それ以降、大学4年から大学院まで文化人類学にはまりました。 |
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| 就職の際も「文化人類学で食べていこう」と思っていたのですか? | ||
| 生命保険会社や教員採用試験や公務員試験なども考えたのですが、結局大学院に進み文化人類学を続け、家族や多くの方々に支えられながら今は文化人類学を生業にすることができました。100点満点の人生を送ることができていると実感しています。嬉しいことに長女も次女も文化人類学を専攻しており、次女に至っては今現在私のゼミ生という状況です。 | ||
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| 「幸せ」の原点を「家族の絆」「家庭の安定」「心身の健康」と言っておられましたが・・・。 | ||
| 家族の支えがなければ今の自分は成り立っていないと思っています。特に大学の助手時代は妻に経済的にも負担をかけたと思います。また、文化人類学の場合、海外に出かけることが多く、しかも長期に亘ることが多いので、子供達が小さい時は特に大変だったと思います。そういう意味で家族にはいくら感謝しても足りないくらいです。普段は家事では料理の面で少しだけは感謝の意を表現しているつもりですが・・・どこまで伝わっているかどうか・・・(笑)。 | ||
| 一方で頑張っている自分へのご褒美は何かありますか? | ||
| 基本的に自分がやりたいことは何でもやるという感じです。一応、家計に迷惑をかけない程度にと心がけていますが・・・(笑)。たまに家族から「自分にご褒美あげ過ぎ!」なんて言われることもあります。趣味としてはサッカーが大好きでサガン鳥栖のサポーターとして年間パスポートを買ってほとんどの試合を見に行きます。応援しているチームが勝利した時のビールは最高のご褒美ですね! | ||
| 手帳集めが趣味ということのようですが・・・? | ||
| この時期になると新しい手帳が売り出されるので、ワクワク・ドキドキしてきますね。また、「手帳」というタイトルが載っている雑誌は全て購入していますね。365日・24時間常に持ち歩いている手帳(能率手帳)とスケジュール&メモ用に使う手帳(超整理手帳)がメインですね。それからビジネスでもプライベートでも気になった新聞記事や雑誌記事を添付したり、メモしたりするノートを最近使うようになりました。長年、色々な手帳を使い、これまで50種類以上の手帳を試しましたが、最近は意外とシンプルな手帳に行き着いたように思います。手帳以外ではこれまで、パソコンや電子手帳やモバイルのPDAなどですね。これらを持っていると何か仕事が全てうまく行くような感じがして・・・実際はそんなにうまく行かないんですけどね。 | ||
| 自分らしくナチュラルでいるために心がけていることはありますか? | ||
| タイ語で言うところの「サバーイ(心地よく)」「サヌック(楽しく・愉快に)」「マイベンライ(気にしない)」をモットーに自然体でいることを心がけています。その時に大切なことは無駄とか余裕がないと駄目だと思っています。これは文化人類学にも通ずることだと思います。その上で家族が健康で家庭が元気で明るくあることが基本中の基本だと思います。 | ||
| 最後に九州の女性に対して一言 | ||
| 基本的に女性は私にとって「異文化」です。そういう意味で尊敬するし、女性から学ぶところは多いと思います。月並みな表現ですが、九州の女性は「情が深い」という印象を強く持っています。九州の女性と話したり飲んだりしていると安心できる気がします。「目標を持って毎日を過ごしている賢い女性」はナチュラルで自立した女性というように思います。 | ||
片山先生の今後の夢について聞いたところ、「これまでの教え子たちを全員集めて、
大・大・大同窓会を行うこと」という答えが返ってきました。
片山先生のゼミが大人気だという理由がよく分かりました。
今回は大学の教授ということで少し緊張しましたが、本当に楽しいインタビューでした。
インタビュアー&文章構成:佐藤真一 Photo:上野理子
【 特集1 】'a vin de garde(アヴァンギャルド) 浦 浩二さん
【 特集2 】マイノリティレッブ 上妻 善弘さん
【 特集3 】西南学院大学(福岡市)国際文化学部教授 片山 隆裕さん
【 特集4 】プロダクトスタジオzakki/木工作家 松藤 洋さん
【 特集5 】床山師 深町 二宏さん
【 特集6 】カメラマン(福岡市) ショウさん

笑顔がとても優しい片山先生。ご家族の話になると、嬉しそうに目を細めてお話をしてくださいました。

本棚には文化人類学関係の本がズラリ!専門はタイの民族文化研究。知れば知るほどおもしろい!のだそうです。

手帳収集が趣味という片山先生。新しい手帳が発売されるこの時期になるとワクワクするのだとか!

タイの山岳少数民族・アカ族の民族衣装。タイを訪れた際、一目ぼれして売り物ではないものを無理矢理譲ってもらったとのこと。

卒業生からもらった寄せ書き。西南大赴任20周年の記念の年(3年後)にはゼミ生OBを集めて大同窓会を開くのが夢。

片山先生の著書。東南アジアでのフィールドワークの貴重な体験も記されている。






