Cheersが独断と偏見で選んだ、プレシャスなメンズを毎回インタビューしてご紹介させていただきます。略して『プレメン』コーナー
今回は、プロダクトスタジオzakki(福岡市)を経営されている木工作家の松藤洋さん(36歳)にインタビューをお願いしました。
松藤さんは、現在奥様(器作家)、長男、長女の4人家族で暮らしています。お子さんの名前や会社の名前に関しては言葉の響きを大切にしながら付けたということです。この辺りにクリエイティブの香りを感じました。
プロダクトスタジオzakkiを経営しながら、現在は作品を販売する場として中央区大楠にNOMONOというショップを出しています。
そんな松藤さんに色々とお話を伺ってみたいと思います。
| 社名・屋号の由来を教えていただけますか? | ||
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会社名のプロダクトスタジオzakkiは「木のもの」「土のもの」を扱う工房で、普段使いの飾らない器という意味の雑器という言葉の響きが好きで、それを横文字にしたらzakkiになったということです。 また、ショップのNOMONOは「木のもの」「土のもの」から取っており、これも言葉の響きを横文字にしています。会社のロゴはグラフィックデザイナーの父が作ってくれました。 |
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| 現在のお仕事について教えてください? | ||
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古材をメインに使った家具や内装などを手がけています。オーダーが中心で基本的にはお客様のご希望を優先しますが、そこに自分らしさがプラスできればと思いながら、モノづくりをしています。お客様は主に同世代の女性がほとんどです。そのためオーダーされるものはキッチン周りのモノが多いのも特徴です。また、新築を建てられるときに新しいモノだけでは物足りないと感じている方なども来られます。オーダーで作るので自ずとお客様との付き合いも深く長くなりますね。 マンションなどでは、あるお客さまが別のお客様を紹介していただいたりするということもあります。最近は関東方面などからも問合せを頂きますが、メンテナンスのことを考えると・・・。 |
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| 製作と販売という仕事をどう両立させているのですか? | ||
| ショップの方は木曜日、金曜日、土曜日で営業しており、その他の日に製作をしています。製作の時間は、生活の一部のようになっており、子供が寝た後などに行うこともあります。そういう意味ではサラリーマンのように働く時間が決まっているわけではないですね。そのため、遊びに行くときも仕事に関係する何かを探しに行くといった感じです。子供が小さいので可能なことだと思いますが・・・。誰かの作品展などに行くことも多いですね。 | ||
| こうした職業に就こうと考えたキッカケは? | ||
| もともと子供の頃から何かを作ることが好きで人よりも上手く作っていたように思います。高校2年生くらいまでは普通に公務員になるのかなと考えていましたが、進学を考えるときになって美術の先生に相談したりしているうちに、結果として芸術系の大学でデザインを専攻していました。大学を卒業し、就職を考える段階になると、美術では食べていくのが大変だという理解はしていたので、デザインの世界で頑張ってみようという感じで、気がつけば現在に至っています。そういう流れの中で両親からは特に反対したりしなかったので、それはそれで良かったと思います。 | ||
| 最初から独立を目指していたのですか? | ||
| 最初は大川の家具メーカーに就職し、2年ほど過ごしました。結構カッコいいモノを作っていましたよ。日田産業工芸試験場で1年ほど研究生をしていた時期もあります。24歳で結婚したのですが、妻が焼き物をやっていたこともあり、また親族の応援もあり、勤め人ではなく、自分達でやっていこうと思い始めました。新婚旅行という感じで、クルマで日本一周した時に出会った作家や職人さんに独立について聞いたりしました。大半の方は「独立はやめておけ」という感じだったのですが、最後に山梨県でお会いした方が「やってみれば!」と声をかけてくれたのがキッカケになったと思います。独立しても、直ぐには食べていける状況にはなく、青果市場などでアルバイトなどをしている時期もありました。1999年位から今のようなスタイルでやっていくようになって、お店も始めるとオーダーが入るようになってきました。考えてみると、目標があったからここまでこれたし、周りにすごく助けられてきたと思います。 | ||
| 今後、事業を拡大するような考えはありますか? | ||
| 自分サイズで事業をやっていきたいですね。人を雇ってというのは余り考えていません。状況によっては、デザインは自分でやり、製作を外注することはあるかもしれませんが、最後の仕上げは自分でやるというようなスタイルになると思います。それから、空間全体のプロデュースは手がけてみたいと思いますね。今、自宅に陶芸教室ができるような場所を作ろうと思っていますので、それが実現するといいですね。 | ||
| 一方で頑張っている自分へのご褒美は何かありますか? | ||
| 特に自分に対してということはなく、子供に何か買ってあげたりする方が好きですね。また、自分の作ったモノをお客さんが買ってくれた時がご褒美をいただいたという感じですかね。 | ||
| 自分らしくナチュラルでいるために心がけていることはありますか? | ||
| 「何か創造する仕事をしてそうな感じ」という雰囲気のある人に見えるように心がけています。服装などに関しても、特に「これ」という感じはないのですが、お客様をお迎えする時に、自分らしい雰囲気を出したいとは思っています。 | ||
| 最後に九州の女性に対して一言 | ||
| お店のお客様の9割が女性なのですが、仕事からお部屋を見せていただく機会が多く、自分のスタイルにこだわっている女性が素敵だと思います。そういう女性は置いている家具の話などをしていても本当に楽しそうに話されるので、そういうことがナチュラルなスタイルなのかもしれませんね。それと「決めることができる女性」「自分の意見をはっきり言える女性」ですかね。昔ながらの亭主関白を許すようでは・・・。 | ||
今回も本当に楽しいインタビューでした。松藤さんの話を聞いていて、夫婦でお互いを理解しながら、一緒に仕事ができる環境って凄くいいなと思いました。自分サイズ&自分スタイルを貫くときにも、家族の理解と協力が不可欠だと実感しました。
今後は陶芸教室なども考えられているようなので、完成したら遊びにいってみようと思います。
【 特集1 】'a vin de garde(アヴァンギャルド) 浦 浩二さん
【 特集2 】マイノリティレッブ 上妻 善弘さん
【 特集3 】西南学院大学(福岡市)国際文化学部教授 片山 隆裕さん
【 特集4 】プロダクトスタジオzakki/木工作家 松藤 洋さん
【 特集5 】床山師 深町 二宏さん
【 特集6 】カメラマン(福岡市) ショウさん

優しい笑顔が印象的な木工作家 松藤 洋さん

ぬくもりのある店内には陶芸家の奥さんとの共同作品がたくさん

木を使ったおもちゃはインテリアにもなりそう。カラフルでかわいい作品。

モノづくりに関する話になると熱い口調に。クリエーターとしてのこだわりと情熱が感じられます。

素朴な作品に囲まれて心地よい空間。手作りのぬくもりで癒される店内。





